役割分担
Git は履歴を扱う仕組み、GitHub や Origin はその履歴を置く共有の場所(+ PR やレビューの UI)です。Cloud Agent は、共有の保管庫をクラウドの作業場へコピーし、Git の歴史としてコミットし、また共有場所へ戻します。置き場が GitHub なら GitHub の PR、Origin 上で作った保管庫なら Origin の PR になります。
- clone: 遠くの保管庫を作業場へコピーする
- commit: 作業場で保存ポイントを打つ
- push: 保存ポイントを共有場所へ送る
- pull: 共有場所の新しい動きを自分側へ取り込む
- merge: 別ブランチの成果を本線(main)へ取り込む(反映)
いまはコマンド必須ではない
ブラウザ / スマホ運用では、あなたが git コマンドを打つ必要はほとんどありません。それでも用語が分かるだけで、Agent や開発者の説明がぐっと理解しやすくなります。
壊れにくい運用の原則
main を直接いじらない。小さく出す。履歴を改ざんしない(特に共有後)。秘密をコミットしない。この4つは、はじめて司令塔を務める方にもそのまま役立ちます。
Origin と origin は別物
第1章で出てきた Origin(Cursor の保管場所)と、git が使う origin(共有場所の通称)は、名前が似ているだけで別物です。さらに Origin CLI のコマンドも origin です。Cursor Agent CLI(コマンド agent)とは別なので、混ぜないでください。
- Origin(製品): Cursor が用意する保管場所。入口は cursor.com/codebase。clone URL は https://origin.cursor.com/{owner}/{repo}.git
- git の origin: 『向こうの共有場所』の通称。GitHub を指すことも、Cursor の Origin を指すこともある
- origin コマンド: Origin CLI。はじめての方は自分で入れなくてよい。Agent に『Origin に置いて』と頼むと、導入から push まで任せられる。PR は origin pr(既定は Draft)。条件が揃ったらマージは origin pr merge --auto。Checks が古いままなら origin pr refresh(公式 Origin CLI / create-repository)
- origin/ で始まる枝: GitHub から同期した保管庫での Origin 側だけの作業場。GitHub の PR にはならない。詳しい人が origin push local すると origin-local(...git/local)ができる。普段の Agent の PR は普通の枝名(公式 Origin git / CLI)
理解チェック
- Git と、共有の場所(GitHub や Origin)を混ぜずに説明できる
- Agent の仕事を clone〜push〜PR の流れで語れる
- 図の4語(clone / commit / push / merge)を順番に言える
- 製品名 Origin と git の origin と Origin CLI を別物として言える
- GitHub 同期の origin/ 枝は Origin 側だけで、GitHub の PR にならないと知っている
- Origin 上の PR がマージできないときは Rules and Protections を疑える
開いただけでは「済」になりません。チェックできたら押してください。
実践
図を見ながら、直近の PR が『いま旅のどこにいるか』(作業場 / push 済み / マージ待ち / 反映済み)を一言で書いてみましょう。不安なら Agent に『この PR までの Git 経路を初心者向けに説明して』と頼んでも大丈夫です。
このレッスンで出てくる用語
全部覚える必要はありません。気になる言葉だけ開いてみてください。
いま身についている開発者スキル
Git 基礎(分散版管理の概念)